低電力の電動サーモスタット式混合弁
专利摘要:
低電力の電動サーモスタット式カートリッジ用無摩擦均圧比例弁組立体であって、該組立体には:離隔させた温水入口と冷水入口、及びスプール孔と中心拡幅部で流れ連通させる中間混合水出口を有するハウジングと;スプール孔内で、拡幅端部によってガイドするが、中心拡幅円盤部を担持し、該円盤部によりスプール孔を2つの管状入水室に分離するスプールと;スプール両端部及びハウジングに配置し、両入水室を均圧状態にする2個のダイヤフラムシールと;混合水出口経路に露出し、制御回路が可読な電子信号を生成する温度センサと;低電力の電気モータで稼動し、前歯車列及び偏心シャフト、更に湾曲可能なコネクティングロッドを駆動して、スプールを軸方向に変位させる駆動ユニットと、を含む。均圧させて摩擦無くスプールを軸方向に変位させ、それに応じて温水及び冷水入口夫々から混合水出口へ流れる割合を変化させる。 公开号:JP2011506861A 申请号:JP2010536561 申请日:2008-12-01 公开日:2011-03-03 发明作者:リヴリン,エイタン 申请人:リヴリン,エイタン; IPC主号:F16K11-065
专利说明:
[0001] 本発明は、サーモスタット式混合弁に関し、特には、高速で処理し、電力消費が少ない、電動サーモスタット式混合弁にするための、無摩擦均圧比例弁及び駆動システムを、提供することである。] 背景技術 [0002] サーモスタット式混合弁は知られており、主に、少なくとも1個の中央サーモスタット式混合弁を新たな設備に義務付けた規則によって、先進国で広く普及している。しかしながら、費用軽減だけでなく、利便性や安全性が認識されるようになったことで、各洗面台、浴槽、シャワー等の設備での使用に関しても、サーモスタット式混合弁の市場シェアが増大している。] [0003] 現在、殆どのサーモスタット式混合弁には、バネ付勢比例弁と直結した熱応答性ワックス要素を利用している。しかしながら、そうした直接駆動する温度調整弁は、給水路の1本でも水圧や水温が上昇又は低下すると、出口水温度が一時的に変化してしまい、一定の出口水温度を提供できない。熱応答性ワックス要素は、強制的に比例弁を、混合水温度を前のレベルを回復する方向にすることで、温度変化に対応するが、それでも、給水路の状態が変化する限り、前のレベルには戻せず、システムは、新たな出口水温度に対応する新たな均衡状態に落ち着くことになる。この新たな出口水温度は、予め選択した温度にはならない、というのもリニア特性によって、熱応答性ワックス要素の新たな位置が、初期位置と異なった状態で、別の混合水温度と関付けられるためである。] [0004] その結果、ワックス要素サーモスタット式弁では、初期設定から最大2℃の典型的な誤差が、給水路の1本で圧力や温度の変動が生じた場合、予想される。更に、こうしたワックスを充填した要素の応答時間は遅く、圧力変動が生じた後の典型的な温度回復時間は、1.5秒程度又はそれ以上となり、こうした遅延が、ユーザに不便となるだけでなく、振動やハンチングが低流量で最も顕著になる可能性がある。] [0005] 別の、理論上、より精確にサーモスタット式混合弁を制御する方法は、電気増幅フィードバック装置を採用することである。通常、電動サーモスタット式混合弁には、温水及び冷水入口と、減速歯車又はリードネジ付モータと、回転駆動式又は直線比例弁と、混合室と、温度センサと、温度センサの測定値を基準信号と比較する電子比較ユニットと、出来るだけ信号差を小さく保つモータ制御装置と、から成る。] [0006] こうした電動サーモスタット式混合弁の例は、例えば米国特許第4,359,186号、4,420,811号、4,931,938号、5,944,255号、及び英国特許第GB2056627A号で、見ることができる。] [0007] 上記システムには典型的に、最新の電子工学、マイクロプロセッサで動作させる複雑な数学的モデル、少なくとも10Wモータで駆動するのに適する増幅段を含み、更に高出力電源を必要とする。感電に対する安全保護の他、電力損失に対する保護が、混合水温度を制御できなくなる危険性を回避するために、必要となる。] [0008] こうした複雑さの根本的な理由を調べる目的で、先行技術の2つの主な欠陥を挙げた:] [0009] a.殆どの開示された発明では、電気駆動ユニットに取付ける従来の比例弁を使用している。これらの装置では、圧力不均衡、流体対空気のシール摩擦、内部比例弁の流体対流体のシール摩擦を克服するのに、大きな力が必要となる。これには、即ち、電力消費が大きく、機械的慣性が高い大型のモータを必要とし、更に専用の加速・減速アルゴリズムの演算、大型の電源、AC主電源まで延伸する壁内設備を、必要とする。] [0010] b.加えて、従来の比例弁は一般的に、大容量の混合室を有しており、その結果温度センサが混合水温度を読取るのが遅れ、この遅れにより、様々な流量で比例弁を効果的に制御するのが、極めて難しくなる、というのも、温水及び冷水が比例弁座から温度センサまで流れるのに要す時間が、高流量中より低流量でかなり長くなり、その結果フィードバック系時定数の分散が広がり過ぎてしまうためである。引用した先行技術の中には、2個の独立した、混合室までの経路が長く、上述した遅れより更に長時間遅れる、比例弁を使用するものもある。] [0011] 複雑な計算モデルを搭載したマイクロプロセッサで、この時定数問題を、入口の水圧や水温に外乱が生じた場合に、ゆっくり定常状態の水温に調整し、高速又は瞬間ループを発生させ、高速又は外乱周波数帯域と、設定点又は定常状態周波数帯域という2つの異なる操作周波数帯域を形成することによって、解決する。しかしながら、こうした解決方法では、更なるセンサだけでなく、より大きな電力や空間が必要となる。] [0012] その結果、電動混合弁のための基礎技術は存在するものの、比例弁及びその駆動システムを構築するための新たな方法が必要である。] 先行技術 [0013] 米国特許第4,359,186号、 米国特許第4,420,811号 米国特許第4,931,938号 米国特許第5,944,255号 英国特許第GB2056627A号] 発明が解決しようとする課題 [0014] したがって、本発明の目的は、高速で処理し、電力消費が少ない、電動サーモスタット式混合弁にするための、静止して均圧する比例弁組立体及び駆動ユニットを、提供することである。] 課題を解決するための手段 [0015] 本発明の1実施例によれば、無摩擦均圧比例弁組立体を提供し、該組立体には以下を含む。] [0016] a.第1水入口と、第2水入口と、中間混合水出口と、ハウジング内に形成したスプール孔とを有するハウジングであって、スプール孔を第1水入口及び第2水入口と流れ連通状態にし、スプール孔には略中心に拡幅部を有し、該拡幅部を中間混合水出口と流れ連通状態にする該ハウジング。] [0017] b.スプール孔内で、第1及び第2拡幅端部によってガイドされ、中心に拡幅した円盤部を担持し、該円盤部をスプール孔拡幅部より軸方向に短くしたスプール。該スプールをスプール孔内で軸方向に遊動可能にすると共に、円盤部をスプール孔拡幅部内で2つの対向する座の間で移動させる。円盤部により、スプール孔を第1管状入水室と第2管状入水室とに分離する。] [0018] c.スプールの両端部及びハウジングに配置する2個のシールを、実効面積を等しくして、第1シールと円盤部との間の第1管状入水室を均圧状態にし、第2シールと円盤部との間の第2管状入水室を均圧状態にするよう構成する。] [0019] d.混合水出口経路に露出し、電子信号を生成する温度センサ。] [0020] e.低電力の電気モータで稼動し、上記スプールを軸方向に変位させる、取着した駆動手段。] [0021] スプールの軸方向変位量に応じて、第1及び第2水入口夫々からの前記混合水出口への流れを変化させる。] [0022] 本発明の第2実施例によれば、更にカートリッジ用途に最適化させており、ハウジングを:外周凹部水入口を有し、該水入口を第1軸方向非中心孔と、少なくとも1個の径方向通路によって流れ連通状態にした第1筒筐体と;外周凹部水入口を有し、該水入口を第2軸方向非中心孔と、少なくとも1個の径方向通路によって流れ連通状態にした第2筒筐体と、に分割する。] [0023] 第3実施例によれば、更にまた表面に着座するカートリッジ用途に最適化させており、ハウジングを、第1筒筐体と第2筒筐体とに分割し、第1筒筐体には、第1非中心孔と流れ連通状態である径方向通路に向かう第1表面軸方向指向入口と、第1筒筐体を通り、第2筒筐体の軸方向指向入口へと続く、第2表面軸方向指向入口と、を備え、該続く軸方向指向入口を、第2非中心孔と流れ連通状態にある径方向通路に向ける。] [0024] 上記の第2実施例と第3実施例では共通して、第1筒筐体と第2筒筐体とを、対面させて互いに接合し、第1軸方向非中心孔と第2軸方向非中心孔とが連結してスプール孔となるように、位置合わせする。第1及び第2筒筐体には、両筐体の接合面に向けて、内側拡幅部を夫々有し、共通な最小容量の混合室を形成し、該混合室は、径方向延在部を抜け出て、第1筒筐体に形成した、軸方向に指向する混合水出口経路に向かう。] [0025] 上記の第1実施例、第2実施例、第3実施例では共通して、シールを、内側リング、外側リング、薄い転動式作動部分を有する弾性ダイヤフラムシールとして構成し、該ダイヤフラムシールを、スプール端拡幅部の外面にある溝及びハウジングの外面にある溝に固定する。これらダイヤフラムシールを、ワッシャ、センターボルト、ナットでスプールに固着すると共に、第1及び第2端円盤を締着させて、ハウジングに固着する。] [0026] また、上記の第1実施例、第2実施例、第3実施例では共通して、電気モータには、該モータのシャフトに固定した小歯車を有し、該モータにより、その前の減速歯車列を駆動して、小さな円形偏心延在部を担持する最終駆動歯車を駆動し、該最終駆動歯車を、定着したピボット周りに、径方向に最小間隔を有して自在に回転するよう、極めて精密に、中心で穿孔する。コネクティングロッドには、第1取着可能な端部と、偏心延在部と嵌合するよう穿孔した第2円形端部と、中間の薄い湾曲可能部と、を備え、該コネクティングロッドを、その第2円形端部で偏心延在部に嵌合させ、その第1取着可能端部で、スプール300に固定する。最終駆動歯車及び円形偏心延在部の角度変位を、コネクティングロッド及びスプールの直線変位に変換し、コネクティングロッドの湾曲可能部分の可撓性により、回転中に、円形偏心延在部の軸方向から外れる変位を補償する。] [0027] 本発明の第4実施例によれば、自己発電するカートリッジ用途に最適化しており、軸流タービンを、第1及び第2ベアリングに回転可能に着座させたシャフトに取付けた出口経路に配置し、第1ベアリングを、放射状のフィンと共に構築した固定挿入部の中心に取付けて、該フィン間に自由に水を流せるようにし、第2ベアリングを、第2端円盤に取付ける。永久磁石ロータを、シャフトの遠位部に取付け、ステータ・コイルで囲み、第2筒筐体に設けた筒状空間に着座させる。ロータとステータ・コイルの組立体により、交流発電機を形成し、全容積を水密に封止し、発電した電力を、封止線を通して電子回路に給電する。] [0028] 本発明について、図面を伴う以下の詳細な説明から、更に十分に理解し、正確に把握できるであろう。] 図面の簡単な説明 [0029] 本発明の第1実施例による、無摩擦均圧比例弁の断面図である。 本発明の幾つかの実施例による、無摩擦均圧比例弁用のローリング・ダイヤフラムの拡大断面図である。 本発明の第2実施例による、無摩擦均圧比例弁の立平面図である。 無摩擦均圧比例弁の、B−B線(図3)に沿った断面図である。 本発明の第2実施例による、無摩擦均圧比例弁の等角分解図である。 本発明の第2実施例による、組立てた無摩擦均圧比例弁の第1端部等角図である。 一部を解体除去した図6の無摩擦均圧比例弁を示す。 本発明の幾つかの実施例による、無摩擦均圧比例弁用駆動ユニットの、等角分解図である。 図8で分解して示した駆動ユニットを組立てた等角図である。 更なる組付け工程を示した、図9で組立てた駆動ユニットの等角図である。 本発明の第2実施例による、無摩擦均圧比例弁に取付けた図10で組立てた駆動ユニットの等角図である。 更なる組付け工程を示した、図11で組立てた無摩擦均圧比例弁と駆動ユニットの等角図である。 本発明の第2実施例による、駆動ユニット及び保護カバーを付けた、無摩擦均圧比例弁の一部を断面で示した平面図である。 駆動ユニット及び保護カバーを付けた、無摩擦均圧比例弁の、C−C線(図13)に沿った断面図である。 本発明の第3実施例による、無摩擦均圧比例弁の第1端部等角図である。 一部を解体除去した、図15の無摩擦均圧比例弁を示す。 更に解体除去した図16の無摩擦均圧比例弁を示す。 本発明の第4実施例による、無摩擦均圧比例弁の断面図である。 図18に示した、無摩擦均圧比例弁の等角断面図である。 本発明の幾つかの実施例による有効な、電子回路の回路図である。] 図10 図11 図13 図15 図16 図18 図3 図6 図8 図9 実施例 [0030] 次に、幾つかの本発明の好適な実施例について、例として詳細に説明する。簡素化した本発明の第1実施例に関する図1を参照すると、概して参照番号10として、無摩擦均圧比例弁組立体を示しており、該組立体を以下で構成する。] 図1 [0031] a.第1水入口14と、第2水入口16と、中間混合水出口18と、ハウジング内に形成したスプール孔20とを有するハウジング12であって、該スプール孔を第1水入口14及び第2水入口16と流れ連通状態にし、スプール孔には略中心に拡幅部22を有し、該拡幅部を中間混合水出口18と流れ連通状態にするハウジング12。] [0032] b.孔20内で、第1及び第2拡幅端部28、30によってガイドされ、中心に拡幅した円盤部26を担持し、該円盤部をスプール孔拡幅部22より軸方向に短くしたスプール24であって、該スプール24をスプール孔20内で軸方向に遊動可能にすると共に、その円盤部26を、スプール孔拡幅部22内で2つの対向するランド又は座32、33間で移動させる。円盤26により、スプール孔20を第1管状入水室34と第2管状入水室36とに分離する。] [0033] c.上記スプール24の両端部及びハウジング12に配置する2個の弾性ダイヤフラムシール40、42を、実効面積を等しくして、第1ダイヤフラムシール40と円盤26との間の上記第1管状入水室34を均圧状態にし、且つ第2ダイヤフラムシール42と円盤26との間の上記第2管状入水室36を均圧状態にするよう構成する。この均圧技術により、任意所与の等しい又は異なる温水及び冷水入水圧での、スプール24にかかる軸方向の力を排除できる。] [0034] 各ダイヤフラムシールを、内側リング44、外側リング46、及び好適には転動する薄い作動部分48(図2)とで構成し、該ダイヤフラムシールを、スプール24とハウジング12夫々の外面にある溝50、52に固定する。該ダイヤフラムシールを、スプール24に、ワッシャ54とセンターボルト56とナット58とで固着し、ネジ付端円盤60でハウジングに締着する。弾性ダイヤフラムシールの代わりに、業界で知られるような薄壁の波形金属ベローズを、使用してもよい。] 図2 [0035] 温度センサ62をハウジング12の孔から挿入し、押込み、その先端部64を混合水出口経路に露出させて、オーバーモールド又はシール剤で接着する。温度センサを、好適にはサーミスタ式とするが、必ずしもサーミスタ式でなくともよく、該センサにより、図20を参照して本明細書の以下に説明するような、制御回路が可読な電子信号を生成する。] 図20 [0036] この時点で容易に理解できるように、温水及び冷水を、夫々水入口14及び16に導入し、均衡状態の第1及び第2管状入水室34、36に流入させ、円盤26及び座32、33と拡幅部22との間を混合室として機能させ、次に出口18から排出する。スプール24が軸方向に変位することで、温水と冷水の割合が変化し、その結果、排出する混合水の温度が変化する。また当業者は、スプールが完全に均圧状態にあるため、最小の力がスプール24を軸方向に変位させるのに必要なだけであり、弾性ダイヤフラム40、42には薄い転動式の作動部分を組込み、摩擦シールを全く伴わないことにも、気付くであろう。] [0037] 無摩擦均圧比例弁組立体の運転について、図3〜図7を参照して、本発明の第2実施例に関して、更に詳細に説明する。図面を参照すると、カートリッジ式の、無摩擦均圧比例弁組立体を、概して参照番号70で示しており、該組立体は:外周凹部74水入口を有し、該水入口を第1軸方向非中心孔76(図4、図5)と、複数の径方向通路78によって流れ連通状態とした第1筒筐体72と;外周凹部84水入口を有し、該水入口を第2軸方向非中心孔86(図4、図7)と、複数の径方向通路88によって流れ連通状態とした第2筒筐体82とから成る。] 図3 図4 図5 図6 図7 [0038] 第1及び第2筒筐体72、82を対面させて互いに接合し、第1軸方向非中心孔76と第2軸方向非中心孔86とが連結してスプール孔となるように、位置合わせする。第1及び第2筒筐体72、82には、接合面に向けて、内側拡幅部92、93を夫々有して(図5及び図7)、両筐体を互いに接合した際に、共通な最小容量の混合室94(図4)を形成する。混合室94は、径方向延在部96(図4)を抜け出て、第1筒筐体72に形成した、軸方向に指向する混合水出口経路98に向かう。混合室94は、好適には専用の輪郭を有し、軸方向非中心孔76、86と同軸に位置合わせせず、むしろ出口径方向延在部96に向けて容積を大きくし、厳密な専用輪郭については、所定の流量で、出口に向かう周囲流速を略一定にしながら、混合室の容量を最小に維持するように、最適化する。第2筒筐体82には、エラストマーシール97を備えて(図4)、該シールを、拡幅した直径部93及び径方向延在部96を囲む溝99に着座させる(図7)。筒筐体72、82を互いに接合すると、混合水が出口経路98からのみ放出可能になる(図6)。] 図4 図5 図6 図7 [0039] この無摩擦均圧比例弁組立体70には、更にスプール100を備え、該スプールには、両面弁円盤として機能する中心拡幅部102を担持しており、第1及び第2端拡幅部104、106により、夫々筒筐体72、82の非中心孔76、86内でスプール100をガイドするが、本発明の第1に記述した実施例と対照的に、ここではスプール円盤部102を、断面的に非中心孔76、86より幅広にしている。スプール100を、二面円盤102の両面で特定する2極端位置の間で軸方向に遊動可能にし、対向する、夫々非中心孔76、86を縁取りする第1及び第2リップ弁座108、110の一方に対して、封止する(図4、図5、図7)。流れ偏向体112(図5、図7)を、温度センサ140(図4)で温度を測定する前に温水と冷水との混合を向上させるために、両筒筐体72、82の混合水流路に、設ける。] 図4 図5 図7 [0040] 筒筐体72、82、及びスプール100を、好適にはプラスチック材料製とする。出口経路98を軸方向とする幾つかの効果について、プラスチックで簡易に製造ができる点以外に、本明細書の以下で本発明の第3及び第4実施例に関して説明する。] [0041] 主に、本発明の第1実施例を参照して説明したような、同じ弾性ダイヤフラムシール120、122を、スプール100の両端部及び筒筐体72、82に配置する。ダイヤフラムシール120、122の実効面積を、リップ弁座108、110の実面積と等しくして、第1ダイヤフラムシール120と円盤102との間の第1管状入口室116を均圧状態にするように;且つ第2ダイヤフラムシール122と円盤102との間の第2管状入口室118を均圧状態にするように、構成する。内側リング44と、外側リング46と、好適には転動する薄い作動部分48(図2)とで構成するダイヤフラムシール120、122を、スプール100及び筒筐体72、82の外面にある溝124、126(図5)内に、夫々固定する。ダイヤフラムシール120、122を、スプール100にワッシャ128、センターボルト130及びナット132で固着する。弾性ダイヤフラムシール120、122を、第1及び第2筒筐体72、82に、第1及び第2の好適には金属端円盤134、136を締着して、固着する。2本の長手方向に通すボルト138(図6)で第1及び第2端円盤134、136を固着し、組立体70を保持する。この弾性ダイヤフラムシールの代わりに、業界で知られるような薄壁の波形金属ベローズを、使用してもよい。] 図2 図5 図6 [0042] 第1実施例と同様に、温度センサ140を、第2筒筐体82に孔から挿入し、その先端部141を、混合水流路に露出させる。温度センサを、好適にはサーミスタ式とするが、必ずしもサーミスタ式でなくともよく、該センサにより、図20を参照して本明細書の以下に説明するような、制御回路が可読な電子信号を生成する。] 図20 [0043] エラストマーシール97及び145で、第1筒筐体72と第2筒筐体82との間、及び第1端円盤134と第1筒筐体72との間を、封止する。これら4個の外周及び1個の面エラストマーシール142、144(図4)夫々で、2つの入口、出口及び乾燥領域の間を分離する一方で、無摩擦均圧比例弁組立体70を、本明細書の以下に図13及び図14に関して説明するような、適当なハウジング内でサーモスタット式カートリッジとして機能させる。] 図13 図14 図4 [0044] 運転に関しては、本発明のこの第2実施例は、基本的に第1実施例と同様であるが、当業者は、専用輪郭によって、また混合室94を弁座108、110に対して軸外アライメントすることによって、比例弁座108、110と、温度センサ先端部141(図4)との間に収容される水量は、極少量、実際に2立方センチメートル未満であるにもかかわらず、流れは制限されず、圧力低下は最小限となることに、気付くであろう。加えて、温度センサ先端部141を、流れが最も速く、混合が完全となる流れ偏向体112(図5、図7)の下流に最も近い位置に、配設する。その結果、温水と冷水が比例弁座108、110から温度センサ先端部141まで流れるのに必要な時間を、かなり短縮できる。例えば、毎分2リットル程度の流量でも、計算上の時間は、30秒程度となる。こうした短時間の値で、前述の先行技術に関する時定数偏差問題を、完全に解決できる。] 図4 図5 図7 [0045] 以上開示したように、本発明の目的は、無摩擦均圧比例弁のスプールを効率的に作動させる駆動手段を提供することである。駆動手段の運転について、更に詳細に図8乃至図14を参照して説明するが、これらの図では、本発明の第2実施例に関して記載したような、無摩擦均圧比例弁組立体70に嵌合する駆動ユニットを記載している。しかし、当然ながら、かかる駆動手段は、本発明の他の実施例に関しても同様に良好に実施できる。] 図14 図8 [0046] 図面を参照すると、無摩擦均圧比例弁組立体を概して参照番号70として(図12)、概して参照番号150とした駆動ユニットを備えて示している。駆動ユニット150の運転について、該ユニットの個々の構成要素の組立て順に説明する。] 図12 [0047] 分解図(図8)に示すように、駆動ユニットを、シャフトに固定した小歯車164を有する低電力の電気モータ162で稼動させる。この駆動モータは、最終駆動歯車190と、概して参照番号165としたその前の3段減速平歯車を、駆動する。減速歯車165には、第2シャフト168周りに自在に回転する第1二段歯車166と;第1シャフト172に固定する第2二段歯車170と;第2シャフト168に固定する第3一段歯車174とを、含む。これらのシャフトを回転可能にベースプレート176とカバープレート178との間に取付ける。正確な直径に段付けしたピボット180を、好適には硬化、研磨し、これをベースプレート176、スリーブ182、カバープレート178に嵌通し、ナット184で固定する。外側の最終小歯車186を、第2シャフト168に圧入する、或は定着する。より小さな円形の偏心延在部192を担持し、好適には該延在部を一体化して形成する最終駆動歯車190を、定着したピボット180周りに、径方向に最小間隔を有して自在に回転するように、精密に中心で穿孔する。] 図8 [0048] 組立てた駆動ユニット150(図9)を、任意にベアリング、好適にはボールベアリング194(図10)と嵌合させるが、該ベアリングを最終駆動歯車190の円形偏心延在部192に圧嵌させてこれを行い、サークリップ196で最終駆動歯車190をピボット180に固定する。駆動ユニットを、無摩擦均圧比例弁組立体70に、ネジ198(図11)を第2端円盤136のネジ孔199(図5)に固定して、取着する。概して参照番号200としたコネクティングロッド(図12、図13、図14)には、第1の平坦な取着可能な端部202と、偏心延在部192又ボールベアリング194と嵌合するよう穿孔した第2円形端部204と、中間の薄くした湾曲可能部206と、を備える。準弾性材料、好適にはガラス強化プラスチック製のコネクティングロッド200を、その第2円形端部204でベアリング194の上から嵌合し、その第1の平坦な取着可能な端部202で、スプール300に、ボルト130(図11)及びコネクティングロッド200のスロット208(図13)に挿入するナット132によって固定する。] 図10 図11 図12 図13 図14 図5 図9 [0049] 運転中、駆動小歯車186は、最終駆動歯車190を、その偏心延在部192と共に駆動する。偏心延在部192の角度変位を、ボールベアリング194を介して、コネクティングロッド200、従ってスプール100も直線変位に変換する。] [0050] 当然ながら、コネクティングロッドの薄い湾曲可能部206の可撓性は、回転中に、偏心延在部192の軸方向を外れる変位を補償するのに役立つ。また当然、上述した駆動手段では、極めて摩擦力が低くなるものの、駆動手段は極めて硬く、ガタツキが無く、効率良く正確に運転できる。その結果、0.1W程度の小型低出力モータで十分に、組立体を長期間運転できる。] [0051] 運転中、偏心延在部192の偏心度を、最終駆動歯車190を約3回転(120度)させれば十分に、スプール100のストローク全体を直線変位できるよう、計算する。スプール100がストローク終端に到達すると、その低電力故に、歯車列構成要素へ損傷を与えずに、駆動モータ162を機械的に停止できる。瞬間的にストローク終端で駆動モータ162の電流消費量が上昇するのを、電子回路によって認識して、制御回路が逆転を要求するまで駆動モータの出力を中断するようにしてもよい。理解を容易にする目的で、最終駆動歯車190を完全な円形歯車として示しているが、約150度の扇形歯車で、スプール100のストローク全体を生成できる。] [0052] 当然ながら、可撓性のコネクティングロッド200は任意の形状としてもよく、多様な方法で、スプール100に取付けると共に、偏心延在部192に回転可能に取付けてもよい。また、当然、任意の他の駆動手段、例えば歯車及びレバー、リードネジ、ラック及び小歯車、螺旋状に巻いて張着したピアノ線又は可撓性の平坦な細長片等を、本発明の範囲から逸脱せずに、本発明の1つ以上の実施例と共に、使用してもよい。] [0053] 駆動ユニット150を、保護カバー210(図13、図14)で封止してもよく、該カバーには先端に、手動で温度設定するためのダイヤル回転ツマミ212を有して、これを示している。ダイヤル回転ツマミ212を、回転電位差計216のシャフト214に嵌合させ、シャフト214を軸封218で封止する。電位差計216を使用して、本明細書の以下に、概説し参照番号220(図14)とした電子回路(図20)に関して説明するように、出口水温度を電子的に調節する。しかし、当然ながら、任意の他の温度設定手段も使用してもよく、例えば表示装置を有する矢印付タッチボタンが挙げられる。] 図13 図14 図20 [0054] 無摩擦均圧比例弁70を、封止した駆動ユニット150に組付けて、併せて4個の外側のエラスマーシール142、及び面シール144(図14)で、高温領域、低温領域、乾燥領域間を分離し、該比例弁を取替可能なカートリッジとして適当なハウジング内に簡単に取付けてもよい。かかるハウジング及びカートリッジの位置決めは、当業者には既知であり、したがって、詳細には説明しない。] 図14 [0055] 上述し、前段落に既に示したように、本発明の目的は、無摩擦比例弁組立体及び駆動手段を、コンパクトで取替可能なカートリッジとして提供することである。かかるカートリッジを従来の単独の混合栓用ハウジングに嵌合させ、該カートリッジに、同時に両入口の容量を制御する一般的なセラミック円盤機構を、採用可能にするために、本発明の第3実施例を開示し、図15乃至図17を参照して詳細に説明する。] 図15 図17 [0056] 図面を参照すると、無摩擦均圧比例弁組立体を、概して参照番号250として示しており、該組立体は、基本的に第2好適実施例の組立体70と同様だが、第2実施例の入口として機能する外周凹部74、84(図3及び図4)の代わりに、ここでは、夫々第1入口254及び第2入口256(図15)とし、これらを第1端円盤258表面に、同じ出口260をその間に設けて、配置する。この構成については、端円盤258を除去して、図16に示すように、明確にするために栓262、264を移動させると、一層良好に理解できるだろう。第1の軸方向に指向する入口265を、第1筒筐体268の径方向通路266に向けて、第1非中心孔(図4の116)と流れ連通状態にする。第2の軸方向に指向する入口269を、第1筒筐体268を通過させ、第1筒筐体268を除去した図17に示す、該入口269に続く第2管状筐体272の軸方向に指向する入口270に合流させる。この続く入口270を、第2筒筐体272の径方向通路274に向けて、第2非中心孔(図4の118)と流れ連通状態にする。栓262、264が、外部から進入可能な径方向孔266、274を封止するために必要だが、該孔は製作を単純にするために開口したものである。周溝275に嵌合したエラストマーシールで封止した栓262、264を、組立てたカートリッジを挿入した際に、適当なハウジングに係止する。エラストマーシールを、第2管状筐体272の続く入口270周りの溝内、第1筒筐体268の入口265、269及び出口271周りの溝内に着座させて、内部封止する。エラストマーシールを、第1端円盤258の入口254、256及び出口260周りの溝に着座させて、高温領域、低温領域、混合領域及び乾燥領域の間を分離する一方で、組立体250を、適当なハウジング内に着座させるが、該ハウジングには、好適には同時に上述した両入口の流れを制御するセラミック製ディスクバルブ機構(図示せず)を備える。その他の第3実施例の詳細については、駆動ユニット150、シール溝99、及びスプール100を含めて、第2実施例と同じである。] 図15 図16 図17 図3 図4 [0057] 2つの重要な目標が、同時に両入口の流量を制御するセラミック製ディスク機構を使用することで、達成できる。第1は、出口を制御する、混合栓で一般的に見られる一方向性の逆止弁を排除できる点、そして第2は、弾性ダイヤフラムシール120、122の寿命を、該シールが、弁を使用中にのみ加圧される、つまりダイヤフラムが殆ど休止した状態となるために、延長できる点である。] [0058] 上述したように、本発明の目的は、無摩擦均圧比例弁組立体と、駆動手段を自己発電する選択肢を有する駆動ユニットとを提供することである。それに沿って、本発明の第4実施例を開示し、図18乃至図20を参照して、詳細に説明する。図面を参照すると、無摩擦均圧比例弁組立体を、概して参照番号300として示すが、該組立体は、基本的に第2好適実施例の組立体70、又は第3実施例の組立体250と同様だが、軸流タービン302を、第1管状筐体315内の出口経路304に配置して、追加している。このタービン302を、好適には炭化タングステン(TC)等の非腐食性硬質材料製、又はクロムメッキしたステンレス鋼製のシャフト306に取付ける。シャフト306を、第1及び第2ベアリング310、312に夫々回転可能に着座させ、該ベアリングを好適には、例えば時計産業から既知のような、サファイア又はセラミック製ベアリングとする。このようなTC製シャフトとサファイア又はセラミック製ベアリングの組合せでは、水を潤滑剤として利用できる。] 図18 図20 [0059] 第1ベアリング310を、固定挿入部314の中心に取付け、第1管状筐体315の出口経路304に着座させ、放射状のフィン316(図19)と共に構築して、該フィン間に自由に水を流せるようにする。第2ベアリング312を、第2端円盤320に取付ける。永久磁石ロータ322を、シャフト306の遠位部に軸装し、好適にはプラスチックを注入して、封止したステータ・コイル324で囲み、第2筒筐体327に設けた筒状空間325に着座させる。永久磁石ロータ322とステータ・コイル324の組立体により、オルタネータ350(図20)としても知られる交流発電機を形成する。ロータ322とステータ・コイル324との間の空間を、水又は封入空気で満たし、全容積を、エラストマーシール326で水密に封止する。発電した電力を、封止線328を通して電子回路220(図20)に給電する。] 図19 図20 [0060] かかるタービン構成を、大凡小型の既知のカプランタービンとし、タービン羽根形状により、速度、取出可能な電力、水圧損失を規定できる。上記パラメタの計算方法は、タービン技術に精通した者には既知である。] [0061] 簡易化した電子回路を概して参照番号220として、図20で図式的に示すと共に、図14に枠で囲み示したが、該回路を、駆動ユニット150の保護カバー210下の自由空間に置き、タービン302が発生する電力を使用して、無摩擦比例弁を、該比例弁の使用中に、駆動させるよう、恒久的に実行できる。流れが認められれば十分な電力が即座に発生するため、充電池は全く必要ない。] 図14 図20 [0062] 簡潔には、簡易型完全アナログ回路には、オルタネータ350、整流ダイオード352及び平滑コンデンサ354、所望の出口温度に調節する電位差計216を含み、サーミスタ356と固定抵抗器358でウィンストン・ブリッジ(Winston bridge)を形成する。このウィンストン・ブリッジを、ここではデュアル演算増幅器360及び増幅度を設定する抵抗器362で示した簡易型計装増幅器の非反転入口で測定する。デュアル演算増幅器360を、低電力の駆動モータ162を直接駆動するものとし、好適には内部に電流制限回路を備えて、ストローク端に達すると、モータ加熱を回避するようにする。サーミスタ356を、温度センサ先端部364(図18)に配置して、混合水経路に露出する。] 図18 [0063] この簡単で、電力消費が少ないアナログ回路の運転は、エレクトロニクス技術に精通した者にとって明らかである。しかし、当然ながら、同回路220を、本発明の第1、第2、第3実施例等と共に、オルタネータ350を省略して、その代わりに電池、充電池等の内部の使い捨て電源と、又は外部電源に交換して、使用してもよい。] [0064] 以上開示したように、混合室が低容量で且つ所要電力が最小であるため、かかる簡単なアナログ回路の安定した高速運転を、計算能力を持たずに、可能にできる。しかし、当然ながら、任意の他のアナログ又はデジタル回路を、無摩擦均圧比例弁及び駆動手段と共に、使用してもよい。] [0065] 上記で開示した内容は、概して水流に関するものだが、本発明の様々な実施例により開示した混合弁は、水の混合に限定せず、異なる、可変な温度及び圧力を有する多様な流体を混合して、略安定した予め選択した混合流体温度を提供するのに使用可能であることを、当業者は理解するであろう。] [0066] 更に、当業者は、以上で具体的に示し、説明したものは、単に一例であって、本発明の範囲を限定するものではないと、理解するであろう。本発明の範囲は、むしろ以下のクレームによってのみ規定される。] [0067] 10、70、250、300無摩擦均圧比例弁組立体 12ハウジング 14 第1水入口 16 第2水入口 18 中間混合水出口 20スプール孔 22 スプール孔拡幅部 24、100スプール 26円盤部 28、30 拡幅端部 32、33 座 34 第1管状入水室 36 第2管状入水室 40、42、120、122弾性ダイヤフラムシール 44内側リング 46外側リング 48作動部分 50、52、99、124、126 溝 54、128ワッシャ 56、130センターボルト 58、132、184ナット 60、134、136 端円盤 62、140温度センサ 64、141、364センサ先端部 72、268 第1筒筐体 74、84 外周凹部 76 第1軸方向非中心孔 78、88、266、274径方向通路 82、272、327 第2筒筐体 86 第2軸方向非中心孔 92、93 内側拡幅部 94混合室 96径方向延在部 97、142、144、145、326エラストマーシール 98、304出口経路 102 中心拡幅部 104、106 端拡幅部 108、110リップ弁座 112流れ偏向体 116 第1管状入口室 118 第2管状入口室 138ボルト 150駆動ユニット 162駆動モータ 164、186小歯車 165減速歯車 166 第1二段歯車 168、172、214、306シャフト 170 第2二段歯車 174 第3一段歯車 176ベースプレート 178カバープレート 180ピボット 182スリーブ 190最終駆動歯車 192偏心延在部 194ボールベアリング 196サークリップ 198ネジ 199ネジ孔 200コネクティングロッド 202 第1端部 204 第2円形端部 206湾曲可能部 210保護カバー 212ダイヤル回転ツマミ 216電位差計 218軸封 220電子回路 254、 第1入口 256 第2入口 258 第1端円盤 260出口 262、264 栓 265、269、270 入口 275周溝 302軸流タービン 310、312ベアリング 314 固定挿入部 315 第1管状筐体 316フィン 320 第2端円盤 322永久磁石ロータ 324ステータ・コイル 325筒状空間 328封止線 350オルタネータ 352整流ダイオード 354平滑コンデンサ 356サーミスタ 358、362抵抗器 360デュアル演算増幅器]
权利要求:
請求項1 低電力の電動サーモスタット式混合弁用静止均圧比例弁組立体であって、該組立体には、a.第1水入口と、第2水入口と、中間混合水出口と、ハウジング内に形成したスプール孔とを有する該ハウジングであって、該スプール孔を第1水入口及び第2水入口と流れ連通状態にし、前記スプール孔には略中心に拡幅部を有し、該拡幅部を中間混合水出口と流れ連通状態にする前記ハウジングと、b.前記スプール孔内で、第1及び第2拡幅端部によってガイドされ、中心に拡幅した円盤部を担持し、該円盤部をスプール孔拡幅部より軸方向に短くしたスプールであって、該スプールを前記スプール孔内で軸方向に遊動可能にすると共に、前記円盤部を、前記スプール孔拡幅部内で2つの対向する座の間で移動させ、前記円盤部により、前記スプール孔を第1管状入水室と第2管状入水室とに分離する前記スプールと、c.前記スプールの両端部及びハウジングに配置する2個のシールを、実効面積を等しくして、第1シールと前記円盤部との間の前記第1管状入水室を均圧状態にし、第2シールと前記円盤部との間の前記第2管状入水室を均圧状態にするよう構成する、前記2個のシールと、d.混合水出口経路に露出し、電子信号を生成する温度センサと、e.低電力の電気モータで稼動し、前記スプールを軸方向に変位させ、スプールの軸方向変位量に応じて、前記第1及び第2水入口夫々からの前記混合水出口への流れを変化させる、取着した駆動手段と、を含むこと、を特徴とする組立体。 請求項2 前記ハウジングを、外周凹部水入口を有し、該水入口を第1軸方向非中心孔と、少なくとも1個の径方向通路によって流れ連通状態にした第1筒筐体と、外周凹部水入口を有し、該水入口を第2軸方向非中心孔と、少なくとも1個の径方向通路によって流れ連通状態にした第2筒筐体とに分割すること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項3 前記ハウジングを第1筒筐体と第2筒筐体とに分割し、前記第1筒筐体には、第1非中心孔と流れ連通状態である径方向通路に向かう第1表面軸方向指向入口と、前記第1筒筐体を通り、前記第2筒筐体の軸方向指向入口へと続く、第2表面軸方向指向入口と、を備え、前記続く軸方向指向入口を、第2非中心孔と流れ連通状態にある径方向通路に向けること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項4 前記第1筒筐体と前記第2筒筐体とを、対面させて互いに接合し、第1軸方向非中心孔と第2軸方向非中心孔とが連結してスプール孔となるように、位置合わせし、前記第1及び第2筒筐体には、両筐体の接合面に向けて、内側拡幅部を夫々有し、共通な最小容量の混合室を形成し、前記混合室は、径方向延在部を抜け出て、前記第1筒筐体に形成した、軸方向に指向する混合水出口経路に向かうこと、を特徴とする請求項2及び3に記載の組立体。 請求項5 前記シールを、内側リング、外側リング、薄い転動式作動部分で構成する弾性ダイヤフラムシールとすること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項6 前記弾性ダイヤフラムシールリングを、前記スプールと前記ハウジング夫々の外面にある溝に固定し、ワッシャ、センターボルト、ナットでスプールに固着すると共に、ネジ付端円盤を締着して、ハウジングに固着すること、を特徴とする請求項5に記載の組立体。 請求項7 前記シールを、薄壁金属ベローズとすること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項8 前記スプールを、前記第1及び第2非中心孔内で、第1及び第2拡幅端部によってガイドし、前記スプールには中心拡幅両面円盤部を担持しており、該スプール円盤部を断面的に前記第1及び第2非中心孔より幅広にし、前記スプールを、両面円盤の何れかの面で特定する2つの極端位置の間で軸方向に遊動可能にし、対向する、前記第1及び第2非中心孔を縁取りする第1及び第2弁座の片方に対して、封止すること、を特徴とする請求項4に記載の組立体。 請求項9 前記最小容量混合室を、専用の輪郭で形成し、該混合室を前記軸方向非中心孔と同軸に位置合わせせず、出口径方向延在部に向けて容積を大きくし、前記専用輪郭を、所定の流量で、出口に向かう周囲流速を略一定にするように、最適化すること、を特徴とする請求項4に記載の組立体。 請求項10 前記第2筒筐体には、拡幅した直径部及び径方向延在部を囲む溝に着座させたエラストマーシールを備え、前記第1及び第2筒筐体を互いに接合すると、混合水が前記出口経路からのみ放出可能となること、を特徴とする請求項4に記載の組立体。 請求項11 流れ偏向体を、前記温度センサで温度を測定する前の温水と冷水との混合を向上させるために、混合水の流路に、設けること、を特徴とする請求項4に記載の組立体。 請求項12 4個の外周エラストマーシール及び1個の面エラストマーシールで、前記第1入口、前記第2入口、前記出口、乾燥領域の間を分離する一方で、前記無摩擦均圧比例弁組立体を、適当なハウジング内でサーモスタット式カートリッジとして機能させること、を特徴とする請求項2に記載の組立体。 請求項13 前記第1入口、前記第2入口、前記続く入口、前記出口周りの溝に着座させるエラストマーシールで、高温領域、低温領域、混合領域及び乾燥領域の間を分離する一方で、前記無摩擦均圧比例弁組立体を、適当なハウジング内でサーモスタット式カートリッジとして機能させること、を特徴とする請求項3に記載の組立体。 請求項14 セラミック製ディスク機構を、同時に両入口の容量を制御するために、使用すること、を特徴とする請求項3に記載の組立体。 請求項15 前記第1及び第2筒筐体、及び前記スプールを、プラスチック材料製とすること、を特徴とする請求項4に記載の組立体。 請求項16 前記駆動手段を、歯車及びレバー、リードネジ、ラック及び小歯車、螺旋状に巻いて張着したピアノ線、可撓性の平坦な細長片の中から選択すること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項17 前記電気モータには、該モータのシャフトに固定した小歯車を有し、前記モータにより、その前の減速歯車列を駆動して、小さな円形偏心延在部を担持する最終駆動歯車を駆動し、前記最終駆動歯車を、定着したピボット周りに、径方向に最小間隔を有して自在に回転するよう、極めて精密に、中心で穿孔し、コネクティングロッドには、第1取着可能な端部と、前記偏心延在部と嵌合するよう穿孔した第2円形端部と、中間の薄い湾曲可能部と、を備え、該コネクティングロッドを、その第2円形端部で前記偏心延在部に嵌合させ、その第1取着可能端部で、前記スプールに固定し、前記最終駆動歯車及び円形偏心延在部の角度変位を、前記コネクティングロッド及びスプールの直線変位に変換し、前記コネクティングロッドの湾曲可能部分の可撓性により、回転中に、前記円形偏心延在部の軸方向から外れる変位を補償すること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項18 ボールベアリングを、前記円形偏心延在部に圧嵌し、前記コネクティングロッドの第2円形端部を前記ベアリングに外嵌すること、を特徴とする請求項17に記載の組立体。 請求項19 前記コネクティングロッドを、ガラス強化プラスチック製とすること、を特徴とする請求項17に記載の組立体。 請求項20 前記減速歯車列を、三段平歯車とすること、を特徴とする請求項17に記載の組立体。 請求項21 前記偏心延在部の偏心度を、前記最終駆動歯車を約3回転させれば十分に、前記スプールのストローク全体を直線変位できるよう、計算し、前記最終駆動歯車を、円形歯車とセクタ歯車との間で選択すること、を特徴とする請求項17に記載の組立体。 請求項22 スプールがストローク終端に到達すると、前記モータが低電力故に、前記駆動手段構成要素へ損傷を与えずに、前記駆動モータを機械的に停止できること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項23 瞬間的に前記スプールのストローク終端で前記モータの電流消費量が上昇するのを、制御回路が逆転を要求するまでモータ出力を中断するために、電子回路によって認識すること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項24 前記駆動手段を、保護カバーで封止し、該カバーには先端に、手動温度設定手段を含み、前記設定手段を、封止したダイヤル回転ツマミと表示装置を有する矢印付タッチボタンとの間で選択すること、を特徴とする請求項1に記載の組立体。 請求項25 軸流タービンを、第1及び第2ベアリングに回転可能に着座させたシャフトに取付けた前記出口経路に配置し、前記第1ベアリングを、放射状のフィンと共に構築した固定挿入部の中心に取付けて、該フィン間に自由に水を流せるようにし、前記第2ベアリングを、前記第2端円盤に取付け、永久磁石ロータを、前記シャフトの遠位部に取付け、ステータ・コイルで囲み、前記第2筒筐体に設けた筒状空間に着座させ、前記永久磁石ロータと前記ステータ・コイルの組立体により、交流発電機を形成し、全容積を水密に封止し、発電した電力を、封止線を通して電子回路に給電すること、を特徴とする請求項4に記載の組立体。 請求項26 前記駆動ユニットの前記保護カバー下の自由空間に置く電子回路を更に備え、該電子回路は、前記摩擦無し比例弁駆動手段を、内部使い捨て電池、内部充電池、内部タービンが生成する電源、外部電源の中から選択した電源を使用して、駆動すること、を特徴とする請求項24に記載の組立体。 請求項27 前記電子回路には、サーミスタセンサ及び固定した抵抗器で形成する調整電位差計を少なくとも含み、ウィンストン・ブリッジを、デュアル演算増幅器及び増幅度を設定する抵抗器で構成した計装増幅器の非反転入口で測定し、前記デュアル演算増幅器を、前記低電力の駆動モータを直接駆動するものとすること、を特徴とする請求項26に記載の組立体。
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